「成功」って何だろう?
「成功」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか。
大きな家?
高級車?
豪華な食事?
あの人は「成功」した人だ、と聞いて何を思い浮かべるだろうか。
あるいは、「成功者」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。
大企業の社長?
医者?
弁護士?
有名人?
そうかもしれない。
それでは、そうでない人は失敗なのか。
アメリカのドラマ『フルハウス』で、ジョーイは大学時代、「10年後にはお笑いのトップスターになっている」と宣言していた。
しかし、10年後になってもその夢は叶わず、オーディションにも敗れてしまう。
ジョーイは、自分のことを失敗者だと言う。
それに対してジェシーはこう言う。
「幸せで、人を楽しませてきたなら、それは成功だろ」
ジョーイは大きな家を持っていないし、高級車を乗り回しているわけでもない。
食事も豪華ではないし、有名人でもない。
一方で、彼は子供の頃から周りの人々を楽しませてきた。
ダニーの妻が交通事故で亡くなった後は、一緒に暮らしながら子供たちの面倒を見て、家族を明るく支えてきた。
彼は、周りの人を楽しませたいという夢を、実際、叶え続けてきた。
彼は立派な「成功者」なのではないか。
その後、ジョーイは、誰もいなくなったステージでモノマネをした後、姪のミシェルの笑い声を聞いて、こう言う。
「その笑い声が好きなんだ。これまでたくさんのステージに立って、たくさんのジョークを言ってきた。でも、人の笑い声を聞くのは、何度聞いても飽きないんだ」
ジョーイのように、高い目標を持って、自分の道を進み続けてきた人は、ふと立ち止まって、目標までかなり遠いと感じることがあるかもしれない。そして、目標までの距離がかなり遠いと感じて、自分のことを卑下してしまうかもしれない。
そんな時は、前ではなく、後ろを振り返ってみてはどうだろうか。
今まで自分がやってきたこと。
自分が歩んできた道。
それが自分にとって誇れるものであるならば、まわりの人が何と言おうと、あなたはすでに「成功」しているのかもしれない。
